同じ銀行ローンでもここまで違う!レイクと三井住友銀行を比較
カードローンと言えば「レイク」、といっても過言ではないくらい有名な会社です。銀行カードローンとなり結構時間が経っていますが、他の銀行カードローンと比較するといったい使い勝手などはどうなっているのか、気になりますよね。
最近CMでもよく見る「三井住友銀行カードローン」。銀行の名前を冠したこの商品と、レイクの使い勝手や金利面などを比較してみたいと思います。
どちらも総量規制の対象外
レイクはもともと消費者金融だったため、まだそのイメージが抜けないという方もいるかな?と思います。
ですが現在レイクは「株式会社新生銀行」のグループになっており、株式会社新生銀行のカードローンのブランドの名前が「レイク」という形で残っています。
プロミスが「SMBCコンシューマーファイナンス」の消費者金融ブランドとして残っているのと同じようなイメージですね。こちらは現在も消費者金融で、銀行のカードローンとなったレイクとはちょっと違いますが…。
三井住友銀行カードローンはその名前の通り、三井住友銀行直属?のカードローンになります。
つまり両方とも総量規制(年収の3分の1までしか借りられない)の対象外になります。
対象外だからといって、年収の3分の1を超えてポンとお金を借りることはまあ出来ないのですが、「出来る」のと「出来ない」のでは、受ける印象は大きく違いますよね(笑)。
それでは、「レイク」と「三井住友銀行カードローン」を様々な面から比較していきます!
比較1:申し込み条件は?
いくら金利が低くても、いくら沢山お金を借りることが出来ても、結局自分が利用できなければ・申し込みが出来なければ意味が無い!
当たり前~なことですが、ついつい気になるポイントを先に見てしまう…なんてことあるんじゃないでしょうか?私はあります(笑)。
なので今回は落ち着いて、まずは一番重要とも言える「申し込み条件」について比較してみましょう!
年齢面ではレイクが有利!
最初は年齢からです。どこも同じなように思えますが、意外とこの年齢という部分は商品・会社によって差が出てくるところなんです。
下限の年齢はほぼほぼ変わりません。稀に18歳以上でもOKというところがありますが、銀行では(私は)見たことないですね。
会社または商品名 | 下限の年齢 | 上限の年齢 |
---|---|---|
レイク | 満20歳 | 満70歳 |
三井住友銀行カードローン | 満20歳 | 満65歳以下 |
比較すると、レイクの方が三井住友銀行カードローンに比べて5歳も上限年齢が上なことがわかります。
カードローンをメインでつかう層は20代後半~50代なかば程度といった方になると思うので、あまり上限の年齢ギリギリで借り入れを考える人はいないのかな?とは思いますが、年齢の幅が広くて悪いことはありませんからね。
どちらも収入がないとダメ
次の条件ですが、これはレイク、三井住友銀行どちらにも共通している事項です。それが
というもの。安定して…というのは、いわゆる一般的なサラリーマンのように毎月お給料(収入)を得ることが出来る方、ということです。もちろんフリーランスの方でも毎月収入があれば問題ありません。
銀行のカードローンの特徴としてよく挙げられるのが、「専業主婦でも借りることが出来る」ことです。
なので収入がない=総量規制としての計算(年収の3分の1)が成り立たないのでお金を借りることが出来ない、といった感じなんです。
しかし銀行ではこの足かせがないので、専業主婦の方でも(配偶者の方がきちんと安定した収入があること前提ですが)お金を借りることが出来るんですね。
ただ今回比較している2つの会社については、どちらも専業主婦の方はこの条件に合わないためNGとなってしまいます。
また、レイクの場合は「パート・アルバイトでもOK」と明記がありますが、三井住友銀行カードローンの方は特別明記がされていません。(こちらもご参考に→レイクは勤務先に在籍確認ある?)
パートやアルバイトでも毎月一定の収入があれば「安定した収入」と言えますので利用できる可能性もあります。…が、きちんと明記してくれているレイクのほうが親切かな?という印象を受けますね。
正直申し込みの条件ってこれだけなんですよね。かなり少ない…といいますか、「本当にこれだけでいいの?」というくらいシンプルです。どちらもほぼ誰でも利用できるカードローン、という位置付けにしているのがよくわかりますよね。
比較2:金利や限度額
さて次はいきなりメインディッシュ!金利面や限度額から比較していきます。お金を借りる上でダイレクトに響いてくるのが金利ですからね。実際お金を借りた場合の利息の計算なども含めて比較していこうと思います。
利用限度額は三井住友銀行が上
2つの会社の「利用限度額」「最低利用金額(最小借り入れ金額)」「借り入れるお金の単位」を比較してみました。
会社・商品名 | 最低利用金額 | 利用限度額(極度額) | 借り入れ単位 |
---|---|---|---|
レイク | 1万円 | 500万円 | 1万円 |
三井住友銀行カードローン | 10万円 | 800万円 | 10万円 |
こう見ると、利用限度額は三井住友銀行カードローンがレイクに比べて300万円もアップの800万円です。ここまでお金を借りる人がいるのか?というのは少々疑問が残るところではありますが、こちらも多くて困ることはありません。
借り入れ金額の単位、最小の借り入れ金額はケタが1つ違うという大きな差が。
必ずその金額を借りなければいけないということはありませんが、細かく必要な分だけ利用限度額を決めることが出来るレイクと、わかりやすい10万円単位で借りることが出来る三井住友銀行。
どちらがいい、悪いというわけではなくそれぞれの個性といった印象ですね。
金利は引き分け?それぞれ差が
それでは金利はどうでしょうか。まずは単純に最高金利と最低金利で比較してみたいと思います。
会社または商品名 | 最低金利 | 最高金利 |
---|---|---|
レイク | 4.5% | 18.0% |
三井住友銀行カードローン | 4.0% | 14.5% |
こう見ると、最低金利はほぼ一緒で最高金利は三井住友銀行カードローンの方が低い、という印象になりますよね。
確かにそれは間違いなく、50万円だけお金を借りたい、という感じであれば三井住友銀行カードローンのほうが低い金利で利用できるでしょう。
しかし最低金利で見ると、レイクの方が金利が低いことになります。
先ほどの利用限度額を思い出してください。三井住友銀行は800万円でしたが、レイクは500万円です。
最低金利は概ね利用限度額の上限まで借りている場合に適用される金利と思って間違いはありませんから、レイクの場合は500万円借りれば4.5%…なんです。
一方三井住友銀行の場合、レイクの最低金利である4.5%のチャンスを得られるのは600万円を超えてお金を借りる場合です。あまりない場面ですが、500万円を借りるのであればレイクのほうが低金利で借りることが出来るんですね。
それぞれの金利を細かく知りたい!
…という方もいると思いますので、それぞれの金額での適用金利をご紹介します。自分の借りたい金額の金利はどれくらいなのか、参考にしてみてくださいね。
レイクの金利
レイクの金利設定はちょっと特殊です。あまり他の会社では取っていない手段なので、じっくりと解説していきたいと思います。
まず、「契約限度額(利用限度額)」が「200万円」を超えるかどうかで判断されます。超えた場合と超えない場合で、以下のように金利の決まり方が変わってきます。
- 200万円以内の場合 … 借り入れ金額の最高額によって金利が決定する
- 200万円を超える場合 … 利用限度額(契約限度額)の額によって金利が決定する
というようになります。
まずは前者の、契約限度額が200万円以内の場合です。
最高の借入金額 | 適用される金利 |
---|---|
1円~100万円未満 | 15.0%~18.0% |
100万円以上~200万円 | 12.0%~15.0% |
こうなります。この表と、先ほどのポイントを合わせて考えていきます。
契約限度額が200万円以下の場合は借入金額によって金利が変わります。そして、金利が変わるボーダーは100万円です。
つまり、契約限度額が100万円未満の方の場合はどうあがいても借入金額が100万円を超えませんので、適用される金利は最低でも15%になります。
契約限度額が100万円を超える場合、「一度は100万円以上借り入れをするかどうか」で金利が決まります。
例えば契約限度額が120万円だった場合、最初に105万円借りたとしましょう。そうすれば借入金額が100万円以上になるため、最低12%、最高でも15%の金利が適用されます。
一度借りてしまえば返済を続けていって借り入れ残高が100万円を切ってしまっても適用される金利は変わりません。その後完済して新たに30万円追加で借り入れたとしても、最高金利は15%のままです。
そして契約限度額が200万円を超える場合です。こちらは単純で、限度額の大きさによって金利が変わります。他のカードローンでも適用されている方法なのでおなじみといってもいいですね。
契約限度額 | 適用される金利 |
---|---|
200万円超~300万円以下 | 9.0%~15.0% |
300万円超~400万円以下 | 7.0% |
400万円超~500万円以下 | 4.5% |
300万円を超えるとぐっと金利が下がります。400万円超えなら最低金利で借りることが出来ますよ。
三井住友銀行の金利
それでは三井住友銀行カードローンの金利も見てみましょう。この商品の金利は契約限度額によって決定される、レイクでは200万円を超える場合の決定方法と同じになります。
契約限度額 | 金利 |
---|---|
100万円以下 | 12.0%~14.5% |
100万円超200万円以下 | 10.0%~12.0% |
200万円超300万円以下 | 8.0%~10.0% |
300万円超400万円以下 | 7.0%~8.0% |
400万円超500万円以下 | 6.0%~7.0% |
500万円超600万円以下 | 5.0%~6.0% |
600万円超700万円以下 | 4.5%~5.0% |
700万円超800万円以下 | 4.0%~4.5% |
レイクの場合は400万円を超えれば4.5%の金利が適用されていました。三井住友銀行カードローンの場合、400万円だと6.0%~7.0%と、意外と差がつく結果になっていますね。その分最高金利が低いのでバランスがとれているかな?と思います。
実際の利息はどう?徹底比較
それぞれの金利がわかったところで、実際借りてみた場合どうなるのか?というところで見てみたいと思います。
(⇒レイクの利息に関するおすすめ記事はこちら)
よほど一度にまとまったお金が必要、ということではない限り、せいぜい50万円くらい借りることが出来れば十分!という方が多いと思いますので、まずは以下の条件でお金を借りた場合の比較をしてみたいと思います。
「レイク」の返済シミュレーションを利用してどんなものか計算していますので、実際の返済額とは異なる可能性もあります(特に三井住友銀行カードローン)。
- 契約極度額が50万円、借り入れ金額も50万円
- 三井住友銀行は1万円、レイクは1万2000円の返済
- それぞれの限度額での最高金利で計算(三井住友銀行は14.5%、レイクは18%)
2つの間で返済額が違うのは、それぞれの返済額として決められている金額をセレクトしたためです。
会社及び商品名 | 返済額の総額 | 利息の金額 | 返済回数 |
---|---|---|---|
レイク | 782,952円 | 282,952円 | 66回 |
三井住友銀行カードローン | 764,739円 | 264,739円 | 77回 |
結果はこのようになりました。返済回数が11回という差があるにもかかわらず、三井住友銀行カードローンのほうが(2万円くらいですが)安いということがわかりました。
それでは、もうちょっと奮発?して以下の条件で見てみましょう。
- 契約極度額が100万円、借り入れ金額も100万円
- 三井住友銀行は15000円、レイクは25000円の返済
- それぞれの限度額での最高金利で計算(三井住友銀行は14.5%、レイクは15%)
返済額に1万円もの差が出てきていますが、一体どうなるでしょうか…?
会社及び商品名 | 返済額の総額 | 利息の金額 | 返済回数 |
---|---|---|---|
レイク | 1,386,437円 | 386,437円 | 56回 |
三井住友銀行カードローン | 2,003,351円 | 1,003,351円 | 134回 |
さすがに返済金額の差が大きく出てくる結果になりました。金利としてはレイクの方が高いのに、返済額で差をつけられた感じですね。三井住友銀行では100万円を超える場合返済金額が上がるので、ちょっと不利な比較ではあったのですが。
ちなみに三井住友銀行で110万円の借り入れにした場合、金利も最高で「12.0%」になりますし、毎月の返済額も「2万円」となるので返済回数もぐっと減り、利息も50万円ないくらいになります。
多くの人が借りる「100万円以下」で考えると、レイクの方が分が悪い感じにはなってしまいますね。
ただ、レイクには他の銀行カードローンにはほぼない、とっておきのサービスがあります。
初回なら無利息期間を利用!
そう、それがレイクの「一定期間無利息サービス」です。レイクでは2つの無利息期間があり、以下のどちらか好きな方を選べます(条件を満たしている場合に限ります)。
- 5万円まで180日間無利息(契約金額が200万円以下の場合のみ)
- 全額30日間無利息
自分がどっちの無利息期間を利用したほうがいいのか?というのもレイクのホームページでシミュレーションできますので安心です。初回契約時にしか利用できないというのが残念ですが、それでもないよりあるほうがずっといいですからね(笑)。
他の注意点としては
- 利息がつかないだけで毎月の返済はある
- 契約日の翌日から無利息期間が開始される
というところですね。特に2つ目は重要です。契約日の翌日であって、借入日の翌日ではないことが大きなポイントなんです。
なのでしばらく借りないで10月16日にお金を借りた場合、無利息期間の残りは180日間の場合170日、30日の場合20日しかないんです。レイクを契約するなら「お金をすぐ借りたい、借りられる時」を狙わないと損をしてしまいますので注意です!
比較3:借入・返済・利便性!
金利なども大事ですが、使いにくくては全く意味がありません。そこで、次に比較するのは「借入方法」や「返済方法」などを含めた利便性です。自分が利用したいな…と思う方法で借りられるのが一番です。ここもしっかりチェックしておくべきポイントですよ!
借入方法を比較!
2つのカードローンの借入方法から比較してみます。
どちらも方法として
- ATM(提携ATMも含む)から
- インターネットや電話での振込で
の2つが共通しています。ただ、振込の場合三井住友銀行では「SMBCダイレクトバンキング」を契約している必要があります。
そして、三井住友銀行にあってレイクにないのが「自動融資」機能になります。(こちらも別途手続きが必要です)
どちらも大手だけあって、基本的な借入方法は抑えている形ですね。
どちらもATMからの借入れを想定した形になっていますが、三井住友銀行カードローンは自動融資機能があるのでちょっと有利かな?という感じです。
足りない分を自動的にカードローンの利用できる金額の範囲の中で自動的に融資し、引き落としが出来るようにしてくれます。
返済方法で比較!
借り入れときたら次は返済ですよね。同じようにそれぞれの返済方法はどのようなものがあるか比較してみましょう。
- ATM(提携ATMも含む)での返済
- 振込での返済
- 自動引落しでの返済
こちらは両方とも同じです。ただ、自動引落しについては違いがあり、三井住友銀行は返済用の口座が三井住友銀行のみになってしまいますが、レイクは好きな金融機関(レイクが指定したものに限りますが)の預金口座を利用することが出来ます。
普段利用している預金口座を返済に使えるので、返済し忘れの心配がないというメリットがあります。
申し込みや審査で比較!
申し込み方法として選べるものは以下になります。窓口をのぞき、こちらも共通しています。
- インターネット
- 電話
- 郵送
- 自動契約機・ローン契約機
- 窓口(三井住友銀行のみ
特にインターネットや電話などは時間にかかわらず好きなタイミングでの申し込みに対応していますので、忙しい方にも安心です。ローン契約機や自動契約機はよる21時くらいまで営業しているものもありますよ。
どちらも、審査結果が出た後ローン契約機/自動契約機で契約を行えばその日のうちの借り入れも可能です。このあたりの早さはさすが大手ですね。
結論:どちらも機能性高し!
今回この2つを比較してみましたが、思ったよりも大きくどちらかが有利!という感じではないところに落ち着いた印象です。大きな違いこそあれど、終着点は意外と近い、といったところでしょうか(笑)。
それぞれのメリットを簡単にですがまとめてみました。
三井住友銀行のカードローンを選ぶメリットは
- 最高金利が低い
- 大手銀行の安心感がある
- 自動融資が心強い
といったところでしょうか。レイクを選ぶメリットは
- 無利息期間がある
- 好きな銀行の預金口座を使える
- 審査が早い
このあたりになるでしょう。
既に三井住友銀行の預金口座を普段から使っているのであれば三井住友銀行カードローンはおすすめですね。
ただ、口座を持っていない場合は新たに作る必要がありますから、そこが面倒…という方もいるかもしれません。
一方レイクはデメリットとして金利が比較すると高いです。ただ預金口座は柔軟な設定が出来るので、既にメインバンクが決まっているならレイクの方が楽と言えます。
自分の借り入れ希望金額などを踏まえて、使いやすそう、イメージ、ライフスタイルに合っている…といった方を選べば後悔もないはず。
どちらも使いやすいことには間違いはないので、より「いい!」と思える方を選んでくださいね!
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