レイクで断られたらどうする?その後のオススメのローン対策とは
カードローン・レイクは株式会社新生銀行の直接運営にかわってもその人気は今も持続しているようです。
しかし、そんなレイクを利用したいと思っている方のすべてが審査に通り契約できるとは限りませんね。
ではレイクに断られたらどうしたらよいでしょうか。もう一度レイクに再挑戦すべきでしょうか、それとも他のローンに申し込むほうがよいでしょうか。
ローンの利用が初めての方などにとっては落ちてしまうと次の対策をどうしてよいかわからないことも多いでしょう。
そこで今回はレイクの審査に落ちた場合のローン対策を考えます。レイクに再挑戦するか、新たなローンはどう検討するか、どのローンなら審査通過できそうか、といったローン対策を紹介していきましょう。
レイクへの再挑戦はすべきか?
レイクだけでなくどのカードローンでも申し込んで一発で審査通過できるとは限りませんね。
申込者の状況やローン事業者の審査基準などが各々異なるため、A社では合格しB社では不合格ということもあるでしょう。
そのためレイクの審査に落ちてもあまり気を落とす必要はなく、別のローンで合格して利用できるケースも少なくないはずです。
しかし、それでもレイクを気に入ってどうしても利用したいという方はレイクへの再挑戦を考えるかもしれませんね。
レイクに再度申し込むこと自体はよいですが、その時期を選ぶことと、自身の何らかの改善が必要となるでしょう。
レイクの審査で落された原因は明確には把握できないでしょうが、何の改善もなく再度申し込んでも同じ結果になる可能性は低くないと予想されます。
また、改善を行ったとしても審査に落ちてからあまり日が経っていない時期に申し込んでもよい結果は得にくいかもしれません。
そして、一定期間に何度もローン事業者の審査に落されるといわゆる「申込ブラック」になってしまう可能性も出てきますね。
一般的には一度に申し込むローンは2~3社程度までにするのがよいといわれており、その申し込んだ3社ほどがすべて落ちた場合は半年程度の期間を待って新たなローンに申し込むのがよいとされています。
もちろん再挑戦したい方の改善の状況が進んでいるなら早めに申し込んでもよいかもしれませんが、申込ブラック化を避ける上では申し込みの時期を慎重に検討したほうがよいでしょうね。
レイクで断られた理由を考える
レイクへの再挑戦を含めて次のローンに申し込む場合、何の対策もなく審査を受けても合格するのは難しいかもしれません。
各ローンとも審査基準が同一ではないので他のローンで合格できることもありますが、レイクと同じ結果になる可能性も低くはないでしょう。
そのため何らかの対策が重要になりますが、レイクで落とされた原因を自分なり分析すると役に立つこともあるのです。
ここではレイクに断られた場合の原因の分析の仕方を紹介していきましょう。
信用力の状況を考える
レイクの審査に限らずカードローンの審査では主に申込者の信用力と返済能力に対して行われます。特に信用力の審査はより合否に直結することがあるので要注意ですね。
(⇒レイクのカードローン審査基準)
信用力の審査は申込者の信用取引の状況の確認を通じて行われます。
具体的にはローン事業者が申込者の信用取引情報を信用情報機関から入手して、その信用取引に問題がないかどうかをチェックして査定するといわれています。
その査定では信用取引の内容や履歴が確認され、取引での返済遅延や延滞などの状況がチェックされます。
特に長期滞納、債務整理、不払いや保証履行などの実績の有無とその返済状況などが中心に評価されるといわれています。
評価としては、遅延、滞納や不払いなどの信用事故があれば評価は下がることになりますが、その内容が不払いの状態に近づくほど評価は悪くなり、「3か月以上の滞納」以上の事故があればそれだけで審査に落されることもあるといわれています。
レイクでの信用面の評価の仕方は不明ですが、やはり3カ月以上の滞納や債務整理などがあると審査通過は難しくなると考えてよいでしょう。
そして、不払いや保証履行などの記録が残っていれば審査通過はより一層困難になるでしょうね。
問題は評価に直結した信用事故が自分にあるかどうかという点になりますが、申込者自身も自分の信用取引情報を信用情報機関から入手することができます。
つまり、申込者は自分で信用事故の内容を確認することができるわけです。
もし取り寄せた信用情報に長期滞納、債務整理や不払いなどの事故情報が記載されていたらそれらが審査に落ちた原因と考えてもおかしくないでしょう。
もちろんそれ以外の要因もないとはいえませんが、最も影響力の大きな原因であることには間違いありません。
もしレイクの審査に落ちた場合で上記のような信用事故に心当たりがあるなら信用情報を取り寄せてチェックしてみてはどうでしょうか。
返済能力の状況を考える
信用面の評価で問題がないと思われる場合は返済能力の面に何らかの問題がある可能性が高いでしょう。
つまり、借りるお金を返していくだけの力が足りないとレイクから査定され審査に落されたかもしれないということです。
いくら信用できそうな人でも明らかに返済できる力が不足しているという判定がでればローン事業者はその人にお金を貸すことはなく、ローン審査に通すことはないでしょう。
返済能力を簡単に表現すると、仕事などで稼いだ収入から生活に必要な支出を差し引いて残ったお金が返済に充てることができるので、どれだけのお金を残せるかという能力が返済能力といえるかもしれません。
その返済能力の評価は一般的に下表にあるような、基本属性、収入、健康保険、就業、住居、家族、資産や債務などの情報が対象となっています。
特に性別、年齢、年収、勤務先、勤続年数、借入額と借入件数はより重要な要素としてみられています。
表1:返済能力の査定要素
要素の種類 | 内容 |
---|---|
基本属性 | 氏名、性別、年齢、住所、自宅電話番号、携帯電話番号、など |
収入 | 年収、月給、給料日、など |
健康保険 | 組合健康保険、国民健康保険、など |
就業 | 職業、勤務先、勤務先住所及び電話番号、勤続年数、勤務先の規模、など |
住居 | 持家、借家、家賃、など |
家族 | 婚姻、家族構成、など |
資産 | 家、土地、自動車、など |
債務 | 住宅ローン、車ローン、カードローンなどの借入額及び借入件数、など |
したがって、返済能力面での原因分析はこれらの要素で確認することになるのですが、レイクなどのローン事業者は評価基準を公表していないので、元ローン関係者などがネット上に提供している評価基準の情報を参考にするしかありません。
下表にネットからの情報をもとにした自己評価の判定基準を示してあります。
例えばこの表を利用すれば、年収が150万円未満で借入額が年収の3分の1以上あるような場合、その返済能力は「やや悪い」といった自己評価ができるかもしれません。
あくまで一般論に基づく参考の判定基準なので正確な判定はできませんが、自分の返済能力の状況を少しでも客観的に計ってみたいと思われる方は一度試してみてはどうでしょうか。
表2:自己評価の判定基準
評価要素 | 評価内容 |
---|---|
年収 | 100万円未満:×、100万以上200万円未満:△ |
勤務先 | 中小企業・個人事業:△、大企業・役所:○ |
職業 | 専業主婦(夫):×、パート・アルバイト:△、正社員:○ |
勤続年数 | 半年未満:×、1年未満:△、1年以上:○ |
借入額 | 借入額が年収の3分の1以上:×、借入額が年収の3分の1未満:△(少ないほど○に近づく) |
借入件数 | 4社以上:×、1~3社:△、0社:○ |
*×印は低評価、△印は中評価、○印は高評価を意味する
*大手のローン事業者では実際の評価は採点方式による自動審査で行われている
自己の状況を改善する
レイクに断られてその原因をある程度把握できたらそれに基づき対策を打ちたいですね。
もちろん原因の内容によって対策できないものや時間のかかるものもあるでしょうが、対策が実行できれば次のローンの審査で少しでもよい評価が得られるかもしれません。
そのためここでは次のローン審査に向けてどのような対策を打てるかを確認していきましょう。
信用力の改善に取り組む
信用力の評価は簡単に示すとどの程度の信用事故があるかどうかの確認といえるかもしれません。信用事故は既に起こったことなのでそれを今さら取り消すことは不可能です。
そのため根本的な改善はできませんが、多少なりとも評価をよくする方法は残っています。
改善の方法は二つ考えられ、起こった事故の結果をどう適切に処理するかということが一つ挙げられます。
例えば、3カ月以上の滞納や債務整理した場合に債務が残っていることがありますが、その残債を一刻でも早く返済することが信用を回復することに繋がります。
特に滞納や任意整理の残債を早めに返済すると効果が高くなるかもしれません。他の債務整理や不払いは信用事故としては非常に厳しく評価されるので、信用情報機関に記録が残っているうちはローンの利用が難しいといわれています。
そのためそれらの事故があるとその情報を消えるまでか、数年以上の期間を待ってローンに申し込んだほうがよいかもしれませんね。
もう一つの改善方法は、今後の債務の返済で遅延を絶対に起こさないことです。
過去に重大な信用事故を起こしている上に新たな事故を起こせばローンの利用は致命的になるとみてよいでしょう。
そのため他社のローンはもちろん、クレジットカードや携帯電話代の支払いなどでも返済遅延をしないようにしっかり返済管理をする必要があります。
事故を起こして信用を失っているわけなので、それを挽回するためには確実な返済を示すことが重要なのです。
返済能力の改善に取り組む
返済能力に関わる要素がいくつもありどれを改善すべきか迷うところですが、基本的には先に見たレイクで落ちた原因と考えられそうな要素を第一の改善対象とし、余裕があればその他の要素の改善に取り組むのがよいでしょう。
返済能力の要素は単純に分解すると収入と支出に分けることができます。収入は短期間で改善させることが難しいですが、支出のほうが意外と早く改善できることもあります。
そのため支出のほうを優先して取り組むのがよいですね。
例えば、借入額と借入件数の削減が有効です。借入残高は返済が確定した支出であり利息により今後も増大するというリスクがあります。
そのためこれを削減すると申し込みを受けるローンのリスクが減少し、その結果申込者の評価が向上するかもしれないのです。
借入件数が少なくなると今後の他社での借入額の減少に繋がることもあるので申込者の評価を上げるかもしれません。
また、それと同様に利用していないローンやクレジットカードなどのキャッシング枠を削減することも有効です。
カードローンの審査では他社を含めたローンの利用限度額の総額も考慮して評価を下しているので限度額が少なくなれば審査で有利になるでしょう。
こうした借入額、借入件数や利用限度額の削減は比較的短期間に実施できるので非常に有効な方法といえるでしょう。
他の評価要素では、例えば、借家の場合今よりももっと賃料の低い借家へ転居するといったことも有効かもしれません(住居年数が短いと逆に不利になるケースもあります)。
収入面では、アルバイトから正社員になる、中小企業から大企業や役所へ転職する、残業や休日出勤に取り組み給料を増やす、昇進や昇格を果たす、といった手段が考えられます。
(⇒職業とレイクのカードローンの関係)
ただし、転職して勤続年数が短くなると逆に審査で不利になることもあるので安易な転職は避けるべきですね。
将来のキャリヤなども十分に考慮してチャンスがあれば転職にチャレンジするのもよいでしょうね。
レイク以外のローンの検討
申込者自身の改善ができれば次はどのローンを選ぶかということが問題になりますね。ローンの利用が初めての方は特にどこを選べばよいか分かりにくいでしょう。ここではローンの選び方を確認していきます。
何に基づきローンを選べばよいのか、重視する点は何か、審査通過できそうなローンはどこか、といったローンを選ぶためのポイントや選び方を紹介しましょう。
利用条件や難易度から検討する
レイクでの再挑戦が難しい場合、他のローン事業者を検討する必要がありますが、何を根拠として検討するかというが問題になります。
レイクがダメでもレイクと同じような借入条件やサービスを提供してくれるところならその申込者の借入ニーズや利用ニーズは満たされるでしょう。(こちらもご参考に→アイフル、プロミス、レイクの特徴をチェック!)
そのため申込者がレイクに求める借入条件とサービスを明らかにすることが必要になるわけです。
例えば、100万円未満の利用限度額の金利が16%以下であること、30日間の無利息サービスの提供が受けられること、審査時間が短く即日融資も可能であること、インターネットキャッシングができること、といった条件を上げるわけです。
そうした条件の中でどうしても利用したいもの、省くことができないものを次のローンの選定条件として設定するとよいでしょう。そして、それらの条件を満たすローンを探していけばよいのです。
もう一つ考慮しなければならない点がローンの審査難易度ですね。借入条件などの面で有望なローンがあってもレイク以上に審査が難しければやはり審査通過することは厳しいでしょう。
そのためローンを検討する際にそのローンの審査難易度も確認して審査に通れそうか否かをある程度把握したほうがよいでしょう。
もちろん実際に審査を受けてみないと通過できるかどうかはわかりませんが、不合格が多くなると申込ブラック化が心配になります。
申込ブラック化を回避するためには審査通過の見込みを立てて申し込む必要があり、そのためには各ローンのある程度の難易度を掴んでおく必要があるわけです。
正確な審査難易度を把握することは不可能かもしれませんが、レイクを基準としてある程度の目安が付けられるようにしておきたいですね。
各事業者の条件と難易度
先ほど確認したとおりどのローンを選定するかは各ローンの利用条件と審査難易度を把握しておく必要があります。
各ローンのスペック情報、ネット上のカードローン比較サイトや口コミの情報をもとに利用条件と審査難易度をと下表にまとめました。
利用条件を考えた場合、銀行は全体的にレイクよりも金利が低く、限度額は同等か多くなっています。
審査時間や融資の早さでは地方銀行はレイクよりも遅いケースが多いですが、その他の銀行はほぼ同じ水準といえそうです。
大手消費者金融と大手信販会社はレイクと比べ金利や限度額は同等ですが、審査や融資の早さは信販会社がレイクよりも若干劣る場合がみられます。
中小消費者金融はレイクと比べ全体的に金利は高めで限度額が小さいケースが多くみられます。審査や融資の早さもレイクより遅いケースが少なくないですね。
表3:利用条件
ローン事業者 | 金利(%) | 利用限度 | 審査時間 | 審査スピード |
---|---|---|---|---|
レイク | 4.5~18.0 | 500万円 | 時間は不明(情報入力後短時間) | 早い |
都市銀行 | 4.0~15.0 | 800万円 | 最短30分から数日 | 早い |
地方銀行 | 4.0~15.0 | 500万円 | 即日回答から1週間 | 遅い |
ネットバンク | 3.5~15.0 | 800万円 | 最短30分から数日 | 早い |
大手消費者金融 | 4.5~18.0 | 500万円 | 最短30分から | 早い |
中小消費者金融 | 10.0~20.0 | 200万円 | 即日回答から数日 | やや早い |
大手信販会社 | 4.5~18.0 | 500万円 | 即日回答から数日 | やや早い |
*数値は目安です
審査難易度を考えた場合、一般的には金融機関>大手信販会社>大手消費者金融>中小消費者金融、という順番で審査が厳しいといわれています。
また、金融機関では都市銀行・地方銀行>ネットバンクという順番になりそうです。
レイクは、都市銀行や地方銀行よりも審査は甘めでネットバンクと同水準かやや厳し目と推察されます。
もちろんこれらの順序は客観的なデータに基づいたものでなくネット上で認識される情報をまとめた結果なので正確とはいえません。
自己分析をするにあたっては下表のような審査難易度に検討対象のローンに関する口コミ情報の評価を加えて判定するともう少し評価の精度が向上できるかもしれませんね。
表4:審査難易度
ローン事業者 | 審査の難易度 | 難易度ランク |
---|---|---|
レイク | やや厳しい | C |
都市銀行 | 厳しい | A |
地方銀行 | 厳しい | A |
ネットバンク | やや厳しい | B |
大手消費者金融 | やや甘い | D |
中小消費者金融 | 甘い | E |
大手信販会社 | やや厳しい | C |
ローン事業者はどう選ぶか
申込者が必要とする利用条件が決まり、審査難易度を判断する基準をもつことができればターゲットとするカードローンを選ぶことができるでしょう。
レイクの審査に落ちた後にローンを選定する場合、レイクを基本に他のローンを検討すれ判断がしやすいかもしれません。
まず、審査難易度が第一の要件として検討する必要があります。レイクはランクではCに該当するので、B以上の銀行はとりあえず避けたほうが無難でしょう。
そうすると候補としては大手消費者金融、大手信販会社と中小消費者金融となりますね。
その次はその中で利用条件がレイクに最も近いか、最も有利な事業者を検討するのがよいでしょう。
特に確保したい利用条件がある場合にはそれを優先条件としてローンを選定するとよいですね。
例えば、利用限度額は300万円までで金利はそれに対して9%~16%の金利を提示できるローン、という優先条件を設定して検討するわけです。
それ以外にも無利息サービス、融資の早さやATMの多さなどの必要な条件を加えて検討するのもいいでしょう。
もしローン選定に時間の余裕があるなら以上のように審査難易度と希望の利用条件をクリヤできるローンを選んで検討を進めてみてはどうでしょうか。
審査難易度に関する注意点
先ほど審査難易度について説明しましたが、あの内容は事業者間全体の難易度を相対的に比較して表したものなので当然個別ローンでは異なる点も少なくないでしょう。
また、申込者の状況によって各事業者の評価が異なるので難易度もその影響を受けることになります。
したがって、各ローンの難易度は申込者によってかなり異なるものと考えてよいでしょう。例えば、大手消費者金融や大手信販会社のローンに断られた方がレイクの審査に合格しているケースも少なからずみられます。
また、中堅の消費者金融の審査で落ちた方がレイクの審査で合格している方などもおられます。
このように一般的な審査難易度にピッタリ当てはまらないことも少なくないので、先の難易度の表にこだわり過ぎないほうがよいでしょう。
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