レイクの年齢制限は厳しい?その実態と他社と比較した特徴とは
カードローンを利用したいと思っている方は30歳から40歳という働き盛りの何かとお金が必要な世代だけでなく、学生、主婦や高齢者などさまざまな方がいらっしゃいますね。
そして、ローン側も彼らのニーズに応えるため幅広い年齢制限を設定するようになっています。
株式会社新生銀行のカードローン・レイクも消費者の利便性を高めるため利用対象者を満20歳以上70歳以下と定め、ローン事業者の中では比較的高齢者への対応を積極的に行っているといえそうです。
今回はレイクの年齢制限を取り上げ他社と比べたその特徴を紹介します。
レイクの対象年齢からみえるローンの特徴とは何か、審査や借入条件などと何か関係があるのか、といった点を確認していきましょう。
レイクの年齢制限の実態
先ほど紹介したとおりレイクの年齢制限は満20歳以上70歳以下となっていますが、業界全体でみた場合のその特徴を確認していきましょう。
カードローン業界の年齢制限に関する客観的な資料をみつけることが難しいのでインターネットでよくみられるローン事業者27社の内容を実際に確認したところ、下表のような結果になりました。
表1:カードローン事業者の年齢制限の実態
事業者 | 59歳以下 | 60歳以上65歳以下 | 66歳以上 |
---|---|---|---|
レイク | ― | ― | 1社(70歳まで) |
都市銀行:4社 | 1 | 3 | ― |
地方銀行:9社 | 3 | 2 | 4 |
ネットバンク:6社 | ― | 4 | 2 |
大手消費者金融:4社 | ― | 1 | 3 |
大手信販会社:3社 | ― | 2 | 1 |
合計:27社 | 4 | 12 | 11 |
下限年齢はレイクも含めてどの事業者も「満20歳以上」となっています。どのような理由があるにせよこの20歳という年齢が業界で認知された下限年齢であることには疑いようはないですね。
一方、上限年齢に関してはかなりばらつきがみられます。確認した27社のうち59歳以下のところは4社、60歳以上65歳以下のところが12社、66歳以上のところが11社となっています。
また、27社のうち2社が上限年齢を設けていないため70歳まで対応しているのはレイクを含めた3社だけです。
つまり、レイクは業界でもかなりの高齢者対応をしている事業者でありお年寄りに優しいローンといえるかもしれませんね。
レイクの高齢者への対応状況
先ほどカードローン業界の年齢制限を確認しましたが、その結果からみるとレイクは高齢者対応をしているようにみえますが、その実態をここで確認してみましょう。
本当にレイクは高齢者に優しい?
一般的に各ローン事業者は年齢制限のほかに「安定した収入があること」をローンの利用条件の原則として設定しています。
しがたって、申込者が年齢制限を満足していたとしても収入要件をクリヤしないと審査をパスすることはできないわけですね。
そのため高齢者がカードローンを利用するためには安定した収入が必要になってきますが、消費者が60歳を超えて仕事に従事し収入を得るのは容易ではありません。
また、65歳前後あたりから公的年金を受給される方もおられますが、その年金を安定した収入としてみなすかどうかの判断がローン事業者によって異なり、下表2のように年金が安定した収入と考えない事業者も少なくありません。
つまり、70歳くらいまで利用できるローンがあっても年金以外の仕事などによる収入がないとお金を借りることができないケースもあるわけです。
しかし、レイクは年金で一定の収入があれば申し込みができるので定年退職後の年金生活でも利用できるのです。
年金の支給を受けていても仕事による収入がない場合、高齢者は万が一のけがや病気、突然の冠婚葬祭などでまとまったお金を準備しにくいですが、そんな時にレイクなら気軽に借りられるかもしれませんね。
表2:年金受給者への対応
事業者 | 利用可能 | 利用不可 | 不明 |
---|---|---|---|
レイク | 1 | ― | ― |
都市銀行:4社 | ― | 1 | 3 |
地方銀行:9社 | 4 | 4* | 1 |
ネットバンク:6社 | 1 | 4* | 1 |
大手消費者金融:4社 | ― | 3* | 1 |
大手信販会社:3社 | ― | 2* | 1 |
合計:27社 | 6 | 14 | 7 |
*利用不可の数には年齢的に対象者に入らないと推測される事業者を含んでいる
他社と比べたレイクの高齢者対応
ここではレイクと他の事業者の高齢者への対応の違いをもう少し詳しく確認していきましょう。
先ほどの表2を詳しくみると、都市銀行では年金受給者を明確に対象として公表しているところはなく3社が不明で1社が利用不可となっています。
不明の3社は利用できるともできないとも考えられますが、原則の安定した収入の有無で判断されると予想されます。
地方銀行では利用可能が4社、利用不可が4社、不明が1社ですが、利用不可には年齢制限の点で事実上利用できないと推測できるものを含めています。
この結果では地方銀行の高齢者への対応はばらつきがあるものの比較的積極的なほうといえるかもしれませんね。
ネットバンクでは6社のうち1社が利用可能、4社が利用不可、1社が不明となっており、全体の傾向としては年金のみの収入の方への対応は厳しいとみてよいでしょう。
ネットバンクの審査は比較的甘いとみられていますが、それに高齢者対応は合致しないようですね。
大手消費者金融4社のうち3社が利用不可で1社が不明となっています。不明の1社は申込者の状況次第では十分可能性があると推察されます。
しかし、大手消費者金融の傾向としては仕事に就いていない年金受給者への対応は厳しいと考えてよいでしょう。
大手信販会社の3社は2社が上限年齢の点から利用不可と考えられ、1社は利用の可能性はあるものの判断ができないので不明となっています。
サンプルが3社だけなので全体の傾向を示すのは不適切と考えられますが、年金受給者への対応は厳しいかもしれません。
全体の合計では27社中レイクを含む6社が利用可能、14社が利用不可、7社が不明という結果となっており、この全体の特徴としては年金受給者への利用は厳しいものと考えられます。
レイクは上限年齢を70歳まで可能として年金受給者の利用を認めていることから他の事業者よりも高齢者に優しいローンといえるでしょう。
日本は今後とも高齢化社会が益々進んでいくため年金受給者のカードローンの利用は増加していくものと考えられます。
そのためレイクのような高齢者対応に積極的な銀行はさらに人気を集めていくかもしれませんね。
年齢制限からみえる審査の実態
レイクの審査がどれくらい甘いのか厳しいのかという難易度を気にされる方が少なくありませんが、それを客観的に確認できるデータが少なく申込者としては判断できず困ることも多いでしょう。
しかし、ローンの利用条件からその審査難易度をある程度推し量ることができる場合があり、その一つに年齢制限も挙げられるのです。
レイクの年齢制限で審査難易度をどのように判断できるかを紹介しましょう。
年齢制限と審査難易度の関係
レイクの上限年齢は70歳までですが、他の事業者の中には59歳までのところもみられます。
それでは70歳と59歳とではローンの審査としてどちらが甘いと考えられるでしょうか。
現在、国内の企業は65歳定年退職へ向けて雇用延長や再雇用などに取り組みつつありますが、まだ多くの企業は60歳を定年年齢としています。
そのため70歳の年齢では既に退職した状態で、59歳ではまだ働いている状態といえるでしょう。
したがって、70歳では仕事に就かず年金で生活している可能性も高く59歳よりも収入面でははるかに不安定と考えられます。
つまり、ローン事業者としては70歳への貸付けは59歳よりもはるかにリスクが高いといえるわけです。(こちらもご参考に→年金受給者でもレイクは利用できる?)
より多くのリスクをとって貸付けるローンの審査基準は59歳のローンよりも甘いと判断しても間違いとはいえないでしょう。さらに、収入を年金のみで認めるローンは認めないローンよりも審査基準は甘いといってもよいのではないでしょうか。
もちろんこの年齢制限の点がレイク全体の審査基準を表せるとはいえませんが、少なくともその一部分としての審査難易度が甘え目であると判断してもおかしくありませんね。
他社と比べたレイクの審査難易度
先ほど年齢制限の内容からレイクの審査が甘めである可能性を確認しましたが、他社と比べてどの程度甘いのか難しいのかは判断できません。
しかし、申込者としては最も知りたい点なので参考となる難易度の見方を紹介しましょう。
カードローン業界での事業者間の審査は、金融機関→大手信販会社→大手消費者金融→中小消費者金融、という順で難しいといわれています。
また、金融機関は、都市銀行→地方銀行・信用金庫→ネットバンク、という順になるとみられることが多いですね。
この一般論に照らしてレイクの難易度を計ると、レイクは金融機関の地方銀行・信用金庫の分類に入るため、業界でも審査が厳しいほうに入ると考えられます。
しかし、上記の順序はあくまで各事業者グループの全体的な関係であって個別事業者では当然違いもみられます。
そのため個別に比較できる客観的な指標で確認する必要があるのですが、唯一利用できるものが新規契約率ではないでしょうか。
この指標は申込者に対する契約した人の割合を示す指標であり、どれだけ申し込んで審査にパスできたかを表わしているものです。
この新規契約率を公表している事業者は大手消費者金融などに限られますが、その内容を確認するとA社が48.3%、B社が45.0%、C社とD社が39.6%(両者は連結会社)で、レイクは36.9%となっています。
この指標ではレイクは最も劣りますが、C社やD社とほぼ同じレベルにありレイクの審査難易度は大手消費者金融とそれほど大きな差はないともいえそうですね。
また、レイクは新規契約件数でもB社やD社よりも多くその伸び率でもC社を上回っていますね。
このことからレイクの審査難易度は大手消費者金融か、それより多少難しいレベルであることが覗えます。
また、年齢制限の点では大手消費者金融のうち3社はレイクと同等であり、残り1社は65歳までとなっています。
年金受給者への対応ではレイクは利用可能であるのに対して大手の3社が利用不可で1社が不明となっています。
この事実に先ほどの新規契約率等からみた審査難易度の評価を加味するとレイクの難易度は大手消費者金融レベルといえるかもしれませんね。
表3:新規契約率と新規契約件数
事業者 | 新規契約率 (2014年) |
新規契約件数 (単位:千件)(2014年) |
---|---|---|
レイク | 36.9%(2014年1-3月) | 165(+8.6%) |
A社 | 48.3% | 192(+12.4%) |
B社 | 45.0% | 117(+33.7%) |
C社 | 39.6%(連結) | 184(-2.3%) |
D社 | 39.6%(連結) | 82(+13.2%) |
年齢制限で不利にならない方法
レイクの年齢制限は満20歳以上70歳以下ですが、やはり年齢的に審査で評価が厳しくなりそうな年齢層があるかもしれませんね。
そんな年齢層に該当する方が審査にパスしやすくなる方法があるといいですよね。
ここではそのような方が審査にバスするためにどのような方法をとればよいか、ということを紹介していきましょう。
20歳から25歳までの審査対策
一般論から考えると下限年齢では20歳から25歳程度までの審査における評価が低くなる可能性があります。
この年齢層は学生やアルバイトに従事している方も多く、また会社に入ってからの定着率があまりよくないため評価が低くなるケースも多いとみられています。
もちろん職業、職種や勤務先などの要素も影響してきますが、この年齢層の採点は高くはならないのです。
(⇒レイクが利用できる職業って?)
しかし、年齢だけは本人がどのように努力したとしても変えることができないので別の方法で点数を補うしかありませんね。
例えば、学生でアルバイトをしていたらできるだけ長期で勤務を継続する、フリーターなら正社員に登用してもらう、などの方法が考えられます。
また、既に学校を卒業して正社員として勤務しているなら転職せずに働く、或いは転職する場合はより大きな企業に入社したり、公務員になったりすると評価が高くなるかもしれません。
こうした方法をとれば若さゆえの評価の低さをカバーすることも可能ですが、安易な転職だけは避けたほうがよいでしょうね。
55歳以上の高年齢での審査対策
年齢制限の上限年齢のほうでは55歳以上になると評価の点数が低くなるといわれています。
サラリーマンの給料カーブなどをみればわかるように50代の半ばごろより給料は上がらず下降していくケースもあり、ローン審査での評価も厳しくなっていくようですね。
しかし、下限年齢と同様年齢自体に対策を打つことができないので別の方法で評価を上げるしかありませんね。
特に定年退職してからの評価が大きく下がる可能性があるので、それを見越した対策が必要になるでしょう。
レイクの場合は年金を収入とみなして審査で評価してくれますが、年金が少ないと評価が当然下がるでしょう。
そのため個人事業主は年金の未払いがあると年金額が少なくなりローン審査の評価が低くなる可能性が高いため未払いがないようにしておきたいですね。
また、個人事業主の方は国民年金の上乗せとして位置づけられる国民年金基金に加入して将来の年金を少しでも増やすことができれば、生活の安定とローン審査の評価向上に役立つかもしれませんよ。
年金収入があまり多くない方は審査の評価が低くなるためできれば仕事に就いて収入を少しでも得るのがベストですね。定年退職してから正社員として新たな企業に勤務することは難しいでしょうが、アルバイトやパートの仕事ならもう少しはみつかりやすいでしょう。
たとえ給料は低くても定年後に少しでも仕事に就いて安定的な収入を得ていると審査での評価は大きく改善することもあるようです。何もしていないよりは週2~3日のパートに勤めることができればレイクの審査にもより通りやすくなるのではないでしょうか。
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