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株式会社新生銀行レイクに年収制限はある?年収の審査の影響とは

パートやアルバイトなどをしている方で年収が低いからカードローンを利用することができない、なんて思っている方が少なくないようですね。

そして、そういう思い込みからローンには年収制限があったり、年収の大きさが審査の判定に直結したりすると考えている方も多いといわれています。

しかし、現在の各ローンの利用対象者をみるとパート、アルバイト、派遣社員など収入が多くないと思われる人達を含めているケースが少なくありません。

このことから借りられる金額は別にしても実際には年収制限などはないように思われますが、その一方で審査にはそれなりの影響があるような気もします。

そこで株式会社新生銀行のカードローンレイクを例に挙げて考えてみることにします。

レイクには年収制限があるのか、あるとすればどのような制限なのか、年収がどうのように審査に影響するのか、年収以外で審査に大きく影響するものはないのか、といった点を確認していきましょう。

(⇒レイクは収入証明書不要で借りられる?

カードローンでの年収制限とは

カードローンを利用したことのない方は年収が低いとお金が借りられないと思われがちですが、低いなりに借りることも可能なのです。

実際にパートやアルバイトをしている方でもローンを利用している方は多くおられます。

しかし、年収が多いほうが借りやすく少ないほうが借りにくいというもの間違っているとはいえないのです。

ここでは業界の年収制限がどうなっているのかをみていきます。

実際に年収制限があるのか、ある場合の内容はどのようなものか、どういう事業者が年収制限を行うのか、誰が年収制限を受けることになるのか、などを確かめてみましょう。

総量規制による年収制限

2006年の貸金業法改正の際に総量規制という法律が導入されました。

これは消費者金融などの貸金事業者に適用される規制で、貸金事業者がその利用者に融資する額をその年収に応じて制限するというものです。

具体的には、事業者は利用者の年収の3分の1を超える額の融資をしてはならないとなっています。

つまり、事業者は利用者に対してその年収の3分の1まではお金を貸すことができ、それを超えては貸してはいけないということなのです。

そして、その3分の1には他の事業者で借りている額も含まれるので、利用者が既に他の事業者で3分の1まで借りているなら新たな消費者金融などはその利用者にお金を貸すことができないということになります。

この規制には除外となる貸付けや例外となる貸付けが存在します。「除外」に該当するものは不動産購入のための貸付けや自動車担保貸付けなどで、総量規制での利用者の借入額に含まれません。

「例外」は総量規制の借入額に含まれるものですが、例外的に年収の3分の1を超えもその分については返済能力の判定により融資が可能になるというものです。

「例外」の例をあげると、ある人の年収が330万円で現在の消費者金融などからの借入れが110万円だとすると、この人は貸金事業者から新たな借入れはできません。

しかし、この人が病気の治療費として20万円がどうしても緊急に必要で貸金事業者に融資を申し込んだ場合、その事業者は総量規制の例外規定の対象として貸付できるというものなのです。

例外項目としては、顧客に一方的有利となる借換え、社会通念上緊急に必要と認められる費用を支払うための資金の貸付け、配偶者と併せた年収の3分の1以下の貸付け、などがあります。

この例外規定があるので、消費者金融でも年収の3分の1を超えるおまとめローン、借り換えローンを提供することができるわけなのです。

金融機関の年収制限は?

この総量規制は消費者個人が貸付金利の高い消費者金融などのカードローンから過度な借入れを抑制するためのものですが、銀行などの金融機関には適用されません。

したがって株式会社新生銀行が運営しているレイクはこの総量規制の適用外となるため利用者の年収の3分の1を超えて融資しても法律的には何ら問題はないのです。

総量規制の除外項目や例外項目ともまったく関係なくレイクの判断でいくらでも利用者に貸すことができますが、実際にその利用者に融資するかしかないかはレイクの判断次第ということになります。

つまり、レイクの審査基準に照らして、お金を貸しても大丈夫、この額までなら貸せる、というような判定が下されるわけです。

法律以外に年収制限はあるのか?

今までの総量規制という法律による年収制限をみてきましたが、法律以外には明確な年収制限は存在しません。

しかし、年収が少ないと当然返済できる力が弱いわけですから、希望の借入額を借りることができない、或いはまったく貸してもらえないということになってしまいます。また、年収が多ければその逆になっていくでしょう。

ただし、業界全体を見渡しても「いくらの年収なら貸せる、貸せない」というような基準は存在していないといえます。

カードローンの審査に通過する、希望の額が借りられる、というのは年収の大きさだけでなく年齢、職業、勤務先、勤続年数、住居形態、家族構成、借入状況や信用取引状況などさまざまな要素が評価され、その合否が下されます。

年収の大きさがカードローンの審査に大きく影響すると考えられますが、年収と他の要素とのバランスや利用者の信用力も重要な要素なのです。

そして、それらの要素をどのように評価するかはそのローンごとによって異なるため、「年収が150万円でもレイクでは20万円借りられたが、Aローンでは断られた」、というようなことも起ってしまうわけです。

レイクの年収制限

今までレイクを含め業界全体での年収制限をみてきましたが、ここではレイクに絞ってその状況を確認していきます。

総量規制は適用外

既に確認していますが、レイクは株式会社新生銀行が運営しているので総量規制は適用されません。そのためレイクは利用者の年収の有無や多少にかかわらず融資できるわけです。

つまり、レイクは申込者の年収を含めたさまざまな状況を踏まえて融資してもしなくても、どれだけ多く貸しても貸さなくてもいいのです。

銀行の中にはこの総量規制外の点をアピールしているところもありますが、レイクは特にそうした動きを見せていません。

同行のWEBサイトにもその点を強調したPRも行われていないですし、おまとめローンや借り換えローンなどを強調したPRもありません。

そのため消費者の中にはレイクが総量規制外であることを理解していない方もおられるかもしれません。

消費者金融時代の「ほのぼのレイク」のCMで認知度の高いレイクですが、消費者がレイクを利用する場合は、現在株式会社新生銀行が運営していること、そしてレイクが総量規制の適用を受けないことを認識して有利にローンを利用できるように取り組んでほしいものですね。

年収制限はあるの?

レイクでは法的な年収制限を受けることはないので、あるとすればレイク独自の判断による制限ということになります。

しかし、同行のサイトを見ても年収制限に直接かかわるような情報は認められません。もちろん、審査の項目に年収は含まれますが、必要な年収額といった具体的な内容は不明です。

しかし、サイトにある「お借入診断」の内容を確認すると、年収額による具体的な制限がないことがわかります。

その診断の質問項目には年収も含まれますが、その注意書きには年金受給者と専業主婦(夫)に対するものがあり、働いていない年金受給者は年間の受給額を、専業主婦(夫)は0円と記入するように説明されているのです。
(⇒専業主婦でもレイク使える?

つまり、年収のない人でも条件によりローンに申し込むことができ、一定のお金を借りることができるかもしれないということが分かります。

したがって、レイクには単に年収がない、低いというだけで利用できないというような線引きは存在していないと考えてもよいのではないでしょうか。

年収の審査に対する影響

年収がローンとの契約や借入額に大きく関係すると少し触れましたが、実際にどの程度審査に影響するかはローン事業者によって異なるでしょう。

また、その審査の内容や基準に関して公表している事業者はレイクを含めて存在しないため年収の影響度は把握できません。

しかし、レイクの場合は「お借入診断」によりある程度判断することが可能です。

「お借入診断」で何がわかる

レイクの「お借入診断」は、生年月日、年収、他社からの借入件数、他社からの借入額、の4つの質問に答えることでレイクから借入れできるかどうかの判定を簡易に行ってくれるものです。

この4つのうち前2つは収入に関わる要素で、後ろ2つは支出に関わる要素です。

借入れした場合の返済ができる原資を単純な計算式で表すと、「返済可能額=収入-支出」のようになります。もちろん支出には生活に関わるさまざま費用がありますが、年齢から平均的な支出額を予想できるでしょう。

そのため、ローン事業者としては申込者から上記の4つの回答を得られれば凡その返済に充てられる金額が予想できるわけです。

そして、この借入診断を利用すれば、自分の今の年収でローン審査に通過できるかの判断がある程度できるわけです。

年収が借金返済のための大きな原資であることからローン審査に対する影響力が大きいというのは疑いのないことですが、その影響力はローン事業者ごとに異なるのでレイクのような借入診断システムを利用して確認するしかないでしょう。

年収以外では審査に影響するのか

審査では他社での借入件数や借入額は単に金額だけはない評価も加えられる可能性があります。

例えば、仮に借入額が少なくても借入件数が多いと評価が下がる可能性は十分に考えられ審査に落ちることもあるのです。

借入件数の多さはその利用者の今後の借入額の増大や利用者としての信用度を計る物差しとして利用されることがあります。

例えば、3つのローンを利用していて、各々10万円の利用限度額が残っていたら計30万円の借入れが増加するかもしれません。

また、ローンの増加の仕方でその利用者の借入の傾向が分かるためその人の信用度を評価できるわけです。当然次々に借入れを増やす、ローンを増やすような人は信用リスクが高いと評価されるでしょう。

このように年収以外にも審査に重大な影響を及ぼす要素があるということと、どのような要素が具体的に影響を与えるのかを把握して、それらを少しでも改善していくことがローン審査の通過と希望借入額の実現に繋がると認識しておいたほうがよいでしょう。

レイクの審査で通過するには?

先ほど年収以外の審査に影響する要素の点を少し取り上げましたが、それを含めここではレイクなどのローン事業者の審査の内容や基準を確認するとともに審査通過のための重要なポイントをみていきましょう。

審査の内容などに関してはどのローン事業者でも公表されていません。しかし、ローン利用者の口コミや元ローン会社社員の情報からある程度推測できます。

その主な内容はまとめると、申込者の信力と収入を含めた返済能力になり、審査ではそれらに関するさまざま点が確認の上評価されているのです。

返済能力

返済能力に関する審査内容は、収入に関わる年収、家や車などの資産状況、性別、年齢、職業、勤務先や勤続年数などと、支出にかかわる借入件数、借入額、家族構成や住居形態などがあります。

これらの要素から現在とこれから数年の返済能力が推定されお金を貸してもよいのか、どの程度まで貸してもよいのか、という審査が行われるわけです。

年収が重要な要素にはかわりありませんが、このようにさまざまな要素があるので返済能力の評価も総合的に判定されます。

例えば、年収が人並み以下だとしても会社に長期間勤務していたり、家や車などの資産を保有していたり、他社での借入れが無かったりというような状態であれば審査通過の可能性は低くないでしょう。

逆に年収が平均以上あっても転職が多い、家族の人数が多い、他社での借入れ件数が多いといった状態なら審査通過は厳しくなるかもしれません。

このようなことから年収をアップさせていくことは審査通過に重要ですが、総合的に判定されるということを考えて改善に努めることが重要なのです。

年収アップを目指してリスクの高い転職を繰り返すよりも多少給料が低くとも安定した収入を長年の勤務により得ているほうが評価はよくなることもあります。

安定した仕事の中で誠実に職務に取り組む、進んで残業を行う、昇進や昇格を目指すというようなほうがリスクは低く実現性も高いのではないでしょうか。安易な転職だけは避けるべきですね。

効果の点では支出面の改善のほうが特に有効となるでしょう。先にお話したとおり借入件数と借入額を減らすことが優先されます。

実際には容易ではないですが、おまとめローンなどを利用して少しでも利息の負担と毎月の返済額を減らせれば返済にもゆとりが生まれるでしょう。そして、そのような債務管理や返済管理の面が評価されることもあるのです。

また、借家であればもっと安価な賃貸住宅に転居するとか、生活スタイルを見直し生活費を削減するといった節約を実施していくことも重要です。

もちろん審査で直接問われることがなくても電話などで事業者の担当者と話す機会があればよいアピール材料にもなるでしょう。

信用力

申込者の信用力は年収とともに審査への影響力の大きな要素として考えられています。信用力とは、お金を貸しても返してくれる確率の高さを表すもので、どれだけ返済に関して信用ができるかという強さの度合いと言い換えてもよいでしょう。

そして、その信用力は利用者の信用取引の状況から一般的に評価されています。

ローン事業者は消費者個人からローンの申し込みを受けるとその人の信用取引情報を信用情報機関から入手します。

その情報には、その人の過去5年ほどの取引履歴、返済遅延、長期滞納や債務整理などの情報が含まれていますが、ローン事業者は特に返済遅延などの信用事故情報の有無を特に注意して確認し評価に反映させています。

つまり、お金の貸し借り、商品の分割払いなどの信用取引で遅延、滞納や不払いなどを起こしている人は信用できない、信用しにくい人という評価が下されるわけです。そのため、たとえ現在の年収が人並み以上あったとしても2、3年前に長期滞納や不払いなどを起こしていれば審査で即アウトということも珍しいことではないのです。

しかし、この信用力の評価も各ローンによって異なるので、「レイクでは審査に落ちたが別の銀行では通った」ということもあり得るのです。信用力と返済能力のどちらが審査に影響して落ちたかを判断することは難しいですが、レイクの場合は先ほどのお借入診断を利用すれば多少は判断できます。

お借入診断は簡易な審査ですが、その内容は既に確認したとおり返済能力の審査といってもよいでしょう。つまり、この診断で合格できていれば、返済能力の面は概ねクリヤしていると推察できます。そして、正式な本審査を受けて落ちるとすれば、そこで問われる信用力の面に重大な問題があると考えてもおかしくないわけです。

この信用力は主に過去の信用状況に対する評価ですが、起こしてしまった事故を取り消すことはできません(記録は5年程度保管されます)。したがって、過去のことよりも今後の信用取引のあり方に注意することが重要となります。もし申請前後に信用事故を起こしたなら審査の評価では大きな痛手になるでしょう。

うっかりしてクレジットカードの支払いなどの遅れがないようにしっかり返済管理をしなければなりません。特にいくつも返済を抱えていると管理が煩雑になりミスも犯してしまいやすいので、その場合は口座からの自動引落しに支払いを一本化するのがよいでしょう。

ATMからの支払いや銀行振込みなどの複数の返済方法をとっている管理がややこしくなりますが、自動引落しにすれば自分の口座への毎月の一定額の入金だけを忘れないようすればそれですみます。管理のミスを防ぐには支払いの方法をできるだけ単純化、簡素化するのがポイントなのです。

そして、仮にレイクとの契約できた後でも返済管理は重要になってきます。レイクのWEBサイトには会員サービスとして、返済シミュレーション、WEB明細書や返済日のお知らせメールという利用管理や返済管理に役立つサービスがあります。こうしたサービスを積極的に利用して、信用力の維持向上に努めてほしいものですね。

【参考ページはこちら】
レイクの保証会社はどうなってる?

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