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あの借入は過払請求対象かも…レイクの昔の金利設定を徹底調査!

ここ近年、話題になったり広告が増えたりとでよく見聞きする過払請求問題。

この過払請求って、どこの消費者金融にも該当するものなのだろうか?

「長年レイクを利用しているんですけど、もしかして…」

「以前、レイクを利用していたことが…」

そんな人の中には、もしかすると過去のレイクからの借入で過払となっているものがあるかもしれません。

そもそも過払とはなんなのかということも含め、ここではレイクの過払請求について、詳しく説明します!

過払が発生するのはこんな時!

借入をしているからといって、すべての人が過払請求の対象となるのでしょうか?

まずは過払請求についての基本的な部分を知りましょう。

過去に起こった賃金業に関する社会問題

過払請求が発生した原因は、過去の消費者金融の高利貸しによる社会問題が発端です。

現在とは違って、国に認可された正規店として経営してる消費者金融でも高利貸しを行っている会社はたくさんありました。

実は現在施行されている法律は、法改正が行われて定めれた、比較的新しい法律です。

【賃金業者に課せられた法律】

  • 賃金業法
  • 利息制限法
  • 出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律
    (通称:出資法)

法改正が行われる2006年以前、これらの法律にはさまざまな落とし穴が存在しました。

しかしこれが是正されなかったために、社会問題となるほどの大きな出来事が多数発生したのです。

債務者を苦しめた高利貸しの取り立て

主な社会問題となったのは次のようなことでした。

  • 本人や家族、知人への恐喝・脅迫・恫喝による取り立て
  • 返済苦による自殺者の多発
  • 夜逃げ
  • 年金担保の高齢者を狙った高利貸し
  • 売春の強要

簡単に挙げてこんな感じです。

わかりやすくたとえるなら、一昔前の映画やドラマで見かけるような、怖いヤクザな人たちがやってきて「金返さんかい!」と怒鳴り込んでくるような、アレ。

大袈裟なんて思っていたら大間違い。実際にあったんです、あんなことが。

借金が返せなければ、その火の粉は身近な人にも飛び火し、親や配偶者の借金で売春させられる羽目になったなんてこともありました。

また、高齢者が狙われるケースとして、年金を担保にした貸付。返済ができないように設定し、返済が滞った時点で受給権を取り上げるという卑劣な手口です。

こうしたことから、自殺者や夜逃げをする人が増え、時には殺人事件にまで発展したこともありました。

事態が重くなったことを受け、ようやく政府は法改正に乗り出します。実は法の落とし穴に、政府はとっくに気ついたといいます。

目的は高利貸しの社会からの抹消と、返済苦に陥っている人たちの救済でした。

過去の法律の落とし穴【グレーゾーン】とは

賃金業者に課せられている法律のうちの利息制限法と出資法の間に、グレーゾーンと呼ばれる法の落とし穴がありました。

これは上限金利の設定に関するもので、利息制限法では上限金利が最大20.0%となっているのに対して、出資法では上限金利が29.2%とされていました。

つまり利息制限法と出資法の間に、20.1%?29.1%の溝ができていたのです。これがグレーゾーンです。

国はこのことに気がついていましたが、銀行重視の国はこれをさほど重要なものとは捉えずに放置していました。

さらに状況を悪くしたのが、罰則です。出資法よりも利息制限法のほうが罰則が緩く、高利貸しを行っていた消費者金融は出資法だけに着目して経営していたのです。

取り立てに関する法律が組み込まれている賃金業法も現在のように細かい規定が少なく、罰則も今よりも緩かったために、ますます悪い方向へ。

これは法律を軽んじた国が引き起こした大きな社会問題となり、ようやく政府は重い腰をあげたというわけです。

レイクへの過払請求が多いというのは本当なのか

現在は大手銀行である株式会社新生銀行のカードローンとして、安心して利用できるイメージのレイク。

しかし過払請求のことで調べてみると、過払請求対象として社名が上がってる賃金業者の中に、レイクの名前も!

しかも、レイクは過払請求事案が多いという話まで。これって本当の話なんでしょうか。

消費者金融時代のレイク

レイクはもともと、GEコンシューマー・ファイナンス株式会社という独立した会社の消費者金融でした。

2008年?2010年にかけて行われた賃金業に関する法律の改正。

レイクも例に漏れずその影響から経営困難となりました。そこに目をつけたのが、株式会社新生銀行。事業拡大のためにレイクを買収し、レイクは株式会社新生銀行グループとなりました。
(⇒株式会社新生銀行レイクの特徴を教えて!

買収された翌年である2009年に新生ファイナンシャルとなりますが、この時にはまだ、消費者金融として運営していました。

この買収される以前の貸付が改正された法律の内容に引っ掛かるため、過剰に支払いさせていた分の利息を顧客に返済する義務が発生しました。

これが過払請求権となります。

これは何もレイクに限ったことではなく、当時の高利貸しを行っていたすべての賃金会社が対象です。

現在は株式会社新生銀行カードローンとなったため、消費者金融ではありません。銀行の一部なので、法律も賃金業法ではなく、銀行法となるため、総量規制対象外です。

このように銀行に買収された消費者金融はほんの一部で、法改正以降の過払請求で経営困難に陥った大半の消費者金融は倒産の一途を辿りました。

その問題が現在になっても続いているのが、過払請求なのです。

レイクに対する過払請求

このような過去から、レイクにも過払請求の事案があるのは事実です。

これは法改正以前の消費者金融時代のもののことで、株式会社新生銀行の傘下に入って以降のものは、過払請求の対象ではありません。特に2010年以降は完全除外です。

ですから、単純に「結構長くレイクを利用しているから過払請求できるかも」なんてものでもありません。

気になるレイクの昔の金利設定

法改正後の金利は、上限金利は他の消費者金融同様、レイクも18.0%となっています。

しかし、気になるのは法改正以前の、過払請求対象となる可能性のある頃の金利。一体どのくらいだったのでしょう。

現在の株式会社新生銀行カードローン・レイクと消費者金融時代のレイクとで比較してみましょう。

現在のレイク 消費者金融時代のレイク
4.5%?18.0% 25.0%?27.0%

現在のレイクは業界でも比較的平均もしくはやや低めの金利設定。金利設定の柔和なカードローンといえるでしょう。(こちらもご参考に→レイクの金利が気になる方向けの借り入れ術

しかしこうしてみると、恐ろしい程に差があります。今の時代にこんな金利で貸付したら間違いなく違法で罰せられますが、当時はこれが当たり前だったのです。

それでも、当時の大手他社のほとんどが上限金利を29.2%と出資法ギリギリで設定したことを考えると、レイクはその当時では比較的柔和な消費者金融だったといえます。

ともあれ、そんな状況を生み出す法律の落とし穴に気がつきながら放置した国の責任は、非常に重いといえるでしょう。

過払請求にメリットやデメリットは存在するの

過払請求は今まで不当な利息を支払っていた人のためにそれを取り戻すための意味と、高利貸しを社会から無くすための手段です。

ですから、基本的には債務者側にはデメリットはないと考えて良いのですが、実際何か問題はないのでしょうか?

レイクへの過払請求のメリット・デメリットってある?

過払請求のメリットやデメリットとなると、特に個別対応でのメリットでメリットというふうにはなりません。
全般的に考えてもらっていいでしょう。

ただし、過払請求の手続きをする時に、債務者側がどのような状況にあるのかで、時にはデメリットが発生することもあります。

そのため、過払請求をするときには専門家に相談して、今後どのような状況になっていくのかを確認する必要があります。

特に過払請求の後も、借入をする考えがある人の場合にはしっかりと確認しておかないと、後で後悔することになることもありますよ。

過払請求による嫌がらせや不当な扱いを受けることはないか

それは心配しなくても大丈夫です。

賃金業により、恐喝や恫喝、脅迫や押し掛けによる取り立てやそれに関連する事柄への言動は一切禁じられています。

もしも訴えられた場合、不利になるのは賃金業法側です。最悪営業停止処分を受けるので、そんなリスクを背負ってまで嫌がらせをするような会社はありません。

現在借入の利用がある人は気をつけよう!

過払請求は基本的には、債務者側にはデメリットになることはありません。しかし、現在、借入がある人の場合にはデメリットが発生します。

完済した人が過払請求をしても、何も問題はありません。

一方で現在借入をしている人の場合、過払請求をすることで個人信用情報に記録が残ってしまい、ブラックになってしまう可能性が高いのです。

「過払した分を取り戻すだけなのに、なんでブラックになるの!?」

う?ん、確かに理不尽さを感じますよね。まあ、必ずしもすべての返済中の人が過払請求でブラックになるということではありません。

利息制限法に基づいて引き直し計算で過払という結果が出れば、それはブラックになりません。

もし結果が過払にならなかった場合に過払請求をすると、一時的に個人信用情報に債務整理記録として残ってしまいます。つまり、ブラック状態になるわけです。

こうなると、この情報が記録から消えるまでの間は、レイクのみならず、どこの金融会社からも借入ができなくなるので、利用を続けたい人にはデメリットとなることに。

過払請求の依頼をする前に相談するのが賢い選択

利用がある状態で過払請求をする場合、すぐに専門家に依頼するのは危険です。

専門家は依頼を受けるとその後、受任通知を発送します。それを受けた賃金業者側はその情報を個人信用情報に記録します。するとこの時点でその人はブラックに。

ですから、まずは相談なのです。そうすると専門家から資料の取り寄せなどの指示が出ますから、そのとおりに行動するだけです。

レイクへの過払請求を考えている場合、レイクでの取引履歴の取り寄せをするように指示を受けることでしょう。

その後、引き直し計算の結果で過払請求の手続きを依頼するかどうかを決めることになります。

過払請求後にまたレイクを利用することは可能か

過払請求をした後に、それでもまたレイクを利用したいと思う人、もしかしたらいるかもしれませんが…これってどうなんでしょうね。

気になる人も多いでしょうということで、簡単に調べてみました。

過払請求後の利用申込は不利になる

予測がつくことではありますが、やっぱり不利になりますよね。

審査では個人信用情報にマイナス記録がないかをチェックするのはあたりまえ。個人信用情報を管理している管理会社に記録照会をします。

しかしここにマイナス記録がないからといって、安心していたら大間違い!

賃金業者は各社ごとに社内ルールや社内リストを持っています。つまり、社内ブラックのリストを抱えていることがほとんどです。

ここに過払請求をした場合はここに記録が残ってる確率は非常に高いですから、今後の利用には不利になる可能性が高いといえます。

また、関連会社での借入にも不利となる可能性があることは心得ていて下さい。

ですから、レイクを今後も利用したいのにレイクに過払請求をするというのは危険な橋を渡るのと同じ行為なのです。

【参考ページはこちら】
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