ほのぼのレイクでお馴染みの消費者金融、18歳の借入条件は？

18歳というのは何かとお金が必要になる年頃です。大学生活や新入社員としての生活も始まったばかり、飲み会に参加したり、サークルでお金が必要になったりするときなんです。

しかし、同時に18歳というのはお金がない時期でもあります。大学生活が始まったばかりでそんなにバイトにいそしむわけにもいきませんし、働き始めたばかりで仕事に慣れるのに精

いっぱいという時期なのです。

「お金が必要なのに、お金がない」、この矛盾を一体どうやったらうまく解決できるのでしょうか？その一つの方法はキャッシングです。

では、18歳の方がキャッシングすることが可能なのか、どういう条件で借入が可能なのか、ほのぼのレイクでおなじみの消費者金融を例に、以下検証してみましょう。

ほのぼのレイクってどんな会社？

「ほのぼのレイク」というフレーズで知られているレイクについてまずはご紹介しておきましょう。

多くの方はレイクが消費者金融だと思っておられると思います。それは半分はその通りですが、消費者金融と言い切れるかといえばそういうわけでもありません。

どういうことなのでしょうか？

まず、結論から申し上げますと、 レイクは株式会社新生銀行の消費者金融のブランド名というのが正解です。

では、なぜそういうことになってしまったのでしょうか？

以前は消費者金融だったのですが、数年前の貸金業法改正によってどの消費者金融も大打撃を受けました。一つは総量規制の問題、そしてもう一つは過払い請求です。

ほとんどの消費者金融、街金はこの改正によりダメージを受け、それぞれ形は多少異なるものの、多くが銀行からの支援を受けることにしました。

レイクも株式会社新生銀行に店舗ごと委譲することになり、レイクは株式会社新生銀行のカードローンブランド となったわけです。

それにより、銀行カードローンとしては貸金業法の規制を回避することができ、総量規制の影響を受けないというメリットを享受することができるようになった、というわけです。

それでレイクは銀行カードローンとはいえませんが、銀行系カードローンと呼ばれる所以はここにあります。（こちらもご参考に→レイクのカードローンはどんな特徴がある？）

レイクで18歳での借入は可能なのか？

さて、このレイクから18歳の方が借入をすることは可能なのでしょうか？

レイクのホームページを見ていると、貸付条件のところにこんな一文があります。

あれ、これってもしかして18歳の人はレイクから借りれないってことなんでしょうか？

実はそうなんです。そして、これはレイクに限らず、すべての消費者金融・銀行が提示している条件 なのです。

疑問ですよね。なんといっても18歳は卒業して、これから社会に羽ばたいていこうという年齢、それなのになぜお金が借りれないの？と思ってしまいます。

これには日本の民法が関係しています。

未成年がお金を借りる契約を締結しても、その効果は無効になりますから、お金を貸す側としてはたまったものではありません。

金利を見込んで、貸したはいいものの、のちほどその法律行為が無効であることを主張されたりすれば、貸金業者も怖くて手は出せませんよね。

また、こうした法律上のリスクに加えて、18歳という年齢では定職について安定した収入を得ている、という人はほとんどいません。

ですから、そんな人にお金を貸す、というのでは実際的なリスクも非常に高いと言わざるを得ません。

そんなことで18歳の人がレイクからお金を借りることは不可能 なのです。

18歳が融資を受けるためには？

とあきらめることができる方々ならそれで全然よいのですが、中にはあきらめの悪い方がきっとおられることでしょう。

という方にいくつかとり得る方法についてご紹介しましょう。

その一つは民法上の制限行為能力者の例外についてです。未成年者は制限能力者なのですが、例外的に重大な法律行為も単独で可能です。

その例外の一つは結婚していること です。

しかし、お金を借りるために偽装結婚をするわけにもいきませんよね。ですから、この方法は一般的にはとても現実的ではありません。たまたま結婚するという方なら話は別ですが。

もう一つの例外は法定代理人を立てる、という方法です。

つまり、親に代理人になってもらえれば、法律的に18歳の方もお金を借りる、つまり消費貸借契約を締結することが可能 になります。

しかし、実際はどうなのか、と考えてみますと、レイクの側が親を代理人に立てて、18歳の方と契約を締結することは考えにくいと思われます。

なぜなら、上にもあげたように、18歳の方はたとえ定職をもっているとしてもまだ収入が安定している方は少ないでしょう。

さらに言えば、一般的に年齢を仮にクリアしていても、審査の際に申込者の年収や勤続年数がチェックされますので、そこで審査に落ちてしまうことが考えられます。

ですから、方法があるすれば、実際は親に契約当事者になってもらって、お金を借りてもらう、という方法です。

でも、そんなことをするくらいなら、親から直接お金を無心してもらえばよい話のような気もしますよね。。。

18歳でも借りれる、という甘い話には注意！

ネットなどで時々見かけるのは

という広告です。確かに学生であれば、学生証と引き換えに数万円のお金を借り入れることができるのは確かです。
（⇒学生はレイクでいくらまで借りられる？）

しかし、気を付けていただきたいのは甘い話には必ず裏がある、ということです。

考えていただきたいのですが、上にも述べたように定職もなく、収入も安定しない18歳の方にお金を貸すのは消費者金融にとってはこのうえなくリスクが高いことなのです。

では、その高いリスクをどうやって回避するのでしょうか？

ちょっとしたお小遣い欲しさに高い金利を払って、お金を借りるメリットがはたしてどれくらいあるのか、これは考えていただきたい問題です。

また、若いうちからお金がないからといって、すぐに借入という方法に頼るのも決して賢い方法とは言えないでしょう。ちょっとアルバイトをすれば解決できる問題かもしれません。

18歳の方のお金の借入には十分気を付けていただきたいと思います。

【参考ページはこちら】
レイクの年齢制限は厳しい？