レイクの金利はどうなの？その実態と利息で得するケースとは

消費者金融時代のレイクのイメージをまだ持っておられる方はその金利水準が高いと認識されているかもしれませんね。

しかし、株式会社新生銀行の直接運営となっている今銀行カードローンとしてもかなり認知されてきたため金利の印象も変わってきたのではないでしょうか。

銀行ローンの金利は一般的な消費者金融のそれよりも低いというイメージがありますが、レイクの金利は実際のところどうなのでしょうか。レイクを利用すると金利面で得することはあるのでしょうか。

そこで今回はレイクの金利を取り上げます。レイクの金利が他の事業者と比べて高いのか低いのか、どのようなケースで利息でのメリットを得られるのか、といったレイクの金利の実態と利点を紹介することにしましょう。

ローンスペックからみたレイクの金利とは

まずはレイクの金利の内容をみていきます。レイクの金利は４．５％～１８．０％となっていますが、どのような融資額に対して金利が設定されるのか、といった実際の適用金利のあり方を確認していきましょう。

契約限度額で金利が違う！２００万円以内の場合とは

レイクの適用金利については２種類の契約限度額によってその水準が決められています。

１つ目は契約限度額が２００万円以内となっており、具体的な内容は表１の通りです。

「２００万円以内」の特徴としては、ローンの利用中での最大の借入残高によって利率が適用されるという点です。

利率は借入残高が下表の基準残高に到達した日に変わり、一旦借入残高が１００万円以上になればその後は返済によって１００万円を切った場合でも利率の変更がありません。

他のローン事業者では借入残高に応じて金利が変動されることもありますが、レイクのこのケースでは一度上がれば戻らないので大変お得なルールとなっていますね。

また、後ほど説明する「３０日間無利息サービス」を適用して２００万円超の契約を結ぶ時は、契約限度額（極度額）に応じて利率が決められることになります。

表１：契約限度額２００万円以内の適用金利

基準残高＊	適用利率
１～９９９９９９円	１５．０％～１８．０％
１００００００～２００００００円	１２．０％～１５．０％

＊契約期間中での最大の借入残高が基準残高となる

契約限度額２００万円超の適用金利

もう一つの契約限度額は「２００万円超」で、その適用金利は表２の内容になっています。

「２００万円超」の場合の特徴としては契約限度額に対応して適用金利が設定される点で、「２００万円以内」の借入残高をベースとした設定と異なります。

表２のとおり限度額が大きくなるほどかなりの低金利になるというルールになっていますね。

この金利の設定は他の事業者でも多くみられる方式で、どの限度額の領域にどの程度の金利が設定されるかを見比べないとそのローンの金利水準を的確に掴むことができませんが、それについては後ほどみていくことにしましょう。

表２：契約限度額２００万円超の適用金利

契約限度額(極度額)	適用利率
２０００００１～３００００００円	９．０％～１５．０％
３０００００１～４００００００円	７．０％
４０００００１～５００００００円	４．５％

レイクには２種類の無利息サービスがあってお得です！

無利息サービスは、ローン側がその利用者に提供する「一定期間の利息をゼロにするサービス」ということができるでしょう。

レイクには初回契約者を対象として３０日間と１８０日間の２種類の無利息サービスが用意されています。

この無利息サービスは一定期間とはいえ金利がゼロになるので、「金利を引き下げられる」や「低金利にしてもらう」というような効果があり、利用者にとっては非常に有難いサービスといえるでしょう。

３０日間無利息は契約限度額が５００万円までが対象で初回契約者なら誰でも選ぶことが可能です。

５００万円までなら１０万円でも３００万円でもその借入れした金額に対してその期間は利息がゼロになるわけです。

期間が３０日間とそれほど長くはないですが、大金を短期間で借りる場合などには利息を大幅に削減できる効果が期待できますね。

１８０日間のタイプは契約額が２００万円までの方が対象となっているので注意しましょう。

また、無利息の対象となる借入額は５万円までとなるため、もし２０万円を初回契約者が借りた場合５万円だけが無利息で残りの１５万円は通常の金利がかかることになります。

５万円までと少額ですが、１８０日間という長期に渡って利息がかからないので、「これからの半年間毎月数万円の不足がでて苦しくなる！」というような方にはピッタリのサービスになるのではないでしょうか。

表３：無利息サービスの内容

	１８０日間無利息	３０日間無利息
利用対象者	レイクで初めて契約した方	レイクで初めて契約した方
対象となる契約額	１万円～２００万円	１万円～５００万円
無利息の対象借入額	５万円まで	全額（５００万円まで）
無利息の開始日	契約日の翌日	契約日の翌日
無利息期間中の返済日	あり	あり
無利息対象外の金利	１２．０％～１８．０％	４．５％～１８．０％

レイクの金利は他社と比較して低い？高い？

ここではレイクの金利が他社と比べてどの程度の水準なのかを確認します。

上限金利と下限金利ではどうなっているのか、契約（利用）限度額の領域ごとでは高いのか低いのかといった他社と比較したレイクの金利の実態を紹介しましょう。

レイクの上限金利の水準とは

レイクの金利が業界の水準に比べてどの程度の状態にあるのかを確認するため、インターネットの検索サイトの上位３０社ほどにランクされるローン事業者の金利を調べてみました。

なお、レイクと比較できるように利用限度額は５００万円までの数値を採用しています。

レイクの上限金利は１８．０％ですが、この値について他の事業者と比較していきましょう。

都市銀行のうち２社の金利を確認したところ１４．５％と１４．６％で、他の都市銀行もほぼ同じレベルです。

比較可能な地方銀行を５社確認すると１４．０％、１４．５％、１４．８％といった金利が設定されていますが、都市銀行と同様他の地方銀行も１４．５％程度が主流となっていますね。

ネットバンクの場合は限度額の大きさが異なるケースも多く直接的にレイクと比較できるところがあまり多くないですが、１４．５％が１社と１７％台が２社みられました。

以上の結果から上限金利についてレイクと銀行を比較すると、ネットバンクを除き全般的にはレイクのほうが少し高いということがいえるかもしれません。

一方、大手信販会社、大手消費者金融と中小消費者金融の上限金利は１７％台から２０％となっていますが、レイクと大手信販会社や大手消費者金融とはほとんど同じといってよいでしょう。（こちらもご参考に→レイクと他社カードローンの比較）

中小消費者金融の中には最高２０％の金利を設定しているところも少なくないので、全般的にはレイクのほうがやや低いといえるでしょう。

表４：上限金利の比較

ローン事業者	上限金利
レイク	１８．０％
都市銀行（２社）	１４．５％、１４．６％
地方銀行（５社）	１４．０％、１４．５％×２社、１４．８％×２社
ネットバンク（３社）	１４．５％、１７．５％、１７．８％
大手信販会社（２社）	１７．８０％、１８．０％
大手消費者金融（４社）	１７．８０％、１８．０％×３社
中小消費者金融（２社）	１８．０％、２０．０％

レイクの下限金利の水準とは

レイクの下限金利の最低水準は４．５％で設定されているのに対して、業界の他の事業者では表５のような結果になっています。

都市銀行では４．６％、６％という金利がみられます。都市銀行では変動金利が採用されているところもありレイクと直接的な比較が難しいですが、レイクのほうがやや低めといえるかもしれません。

地方銀行では４．０％というかなりの低金利もみられますが、５％から７％台の金利が多いのではないでしょうか。そのことからレイクは地方銀行よりやや低めといえるでしょう。

ネットバンクの場合直接的に比較できる３社をみると１社が３．９％という低金利を採用していますが、残りの２社はレイクと同レベルといえます。

以上の点から他の銀行とレイクを比較した場合、レイクのほうがやや低いか同レベルといえるのではないでしょうか。

一方、大手信販会社、大手消費者金融、中小消費者金融とレイクを比較すると、大手信販会社と大手消費者金融の下限金利が４．５％から４．８％の間となっているのでほぼ同レベルといえるでしょう。

中小消費者金融の場合は７～８％台の金利なのでレイクのほうがかなり低い水準になっているのではないでしょうか。

表５：下限金利の比較

ローン事業者	下限金利
レイク	４．５％
都市銀行（２社）	６．０％、４．６％
地方銀行（５社）	４．０％、４．５％、５．８％、６．８％、７．８％
ネットバンク（３社）	３．９％、４．５％、４．９％
大手信販会社（２社）	４．５％、５．８％
大手消費者金融（４社）	４．５％×２社、４．７％、４．８％
中小消費者金融（２社）	７．８％、８．０％

限度額の領域別でのレイクの金利の実態

先ほどレイクの上限金利と下限金利の水準を確認してきましたが、ここでは利用限度額の領域ごとの状態をみていくことにします。

大口の利用と小口の利用に対する金利水準がどうなっているのか、どの領域ならレイクの金利が魅力的なのか、といった点を紹介しましょう。

レイクの限度額に応じた金利とは

レイクの利用限度額ごとでみた金利は、１００万円未満では１５．０～１８．０％、１００万円超～２００万円では１２．０～１５．０％、２００万円超～３００万円では９．０～１５．０％、３００万円超～４００万円では７．０％となっています。

他の事業者と比較してみると全体的な特徴としては、３００万円までの領域の金利の範囲が広い点が挙げられるでしょう。

これは単に利用金額の大きさだけでなく利用者の借入実績、返済状況や信用力・返済能力などが加味されて決定される可能性がありますね。

つまり、借入れ実績が豊富で返済を確実に行っている優良顧客ほど各領域で低めの金利が適用される可能性があるといえるでしょう。

表６：利用限度額ごとの金利

ローン事業者	１００万円未満の金利	１００万円超～ ２００万円の金利	２００万円超～ ３００万円の金利	３００万円超～ ４００万円の金利
レイク	１５．０～１８．０	１２．０～１５．０	９．０～１５．０	７．０
都市銀行 （４社）	１２．０～１４．５ １４．０ １２．６～１４．６	１０．０～１２．０ １２．０ ９．６～１１．６	８．０～１０．０ ９．０ ７．１～８．１	７．０～８．０ ７．０ ５．５～６．６
地方銀行 （５社）	１４．５×２社 １４．８×２社 １０．０～１４．０	１２．０ １２．８×３社 ７．０～１４．０	９．０ ９．８×３社 ４．５～１０．０	７．０ ７．８×２社 ８．８ ４．５～７．０
ネットバンク （３社）	１４．５ １３．０～１７．５ １２．０～１７．８	９．６～１４．６ ９．０～１３．０ ９．０～１４．８	６．９～１４．６ ７．０～９．０ ８．８～１２．８	４．９～１２．５ ５．５～６．５ ６．０～８．８
大手信販会社 （２社）	７．８～１８．０ １４．８～１７．８	９．６～１２．０ １２．０～１３．２	５．４～１２．０ ８．０～１２．０	４．８～９．６ ６．２～８．０
大手消費者金融 （１社）	４．７～１８．	４．７～１５．０	４．７～１５．０	４．７～１５．０

他社と比較した限度額別のレイクの金利水準

利用限度額の各領域でレイクと他社の金利を比較すると次のように考えることができそうです。

都市銀行と比較すると都市銀行は変動金利ということもあり２００万円以下の領域ではレイクのほうがやや高めになっていますが、２００万円を超えると差が縮まり３００万円を超えればレイクとほぼ同水準になっています。

また、１００万円未満の場合でもレイクが下限の１５％を採用されればその差はかなり縮小することになりますね。

地方銀行とレイクの各領域での下限金利を比較すれば、全体的にほとんど同じレベルといってよいでしょう。

高額の領域ではレイクのほうが若干低めの設定になっているので、利用者の条件次第では地方銀行よりレイクのほうが有利になるケースも少なくないでしょう。

ネットバンクではレイクと同様に各限度額の領域に対する金利の範囲が広いのが特徴です。

ネットバンクの場合、直接的に比較できるサンプルが少ないので適切な比較はできませんが、１００万円未満の領域ではほぼ同じ金利水準になっているとみてよいでしょう。

１００万円以上の領域ではレイクのほうがネットバンクよりもやや金利が高めになっていると思われます。

大手信販会社についてはネットバンクと同様比較可能な事業者のサンプル数が少ないため荒っぽい分析にはなりますが、１００万円未満と３００万円超の領域については同水準といえそうです。その間の領域ではレイクのほうがやや高めといえるかもしれませんね。

大手消費者金融については限度額の領域ごとに金利を公表しているところが１社で、その事業者の金利も範囲が広くレイクと比較するのは困難です。

特徴としてはどの領域でも最低の４．７％の設定が可能とされている点が挙げられるでしょう。

つまり、その事業者ではレイクと同様契約額の大きさ以外の点で金利がかなり優遇される可能性があると思われますが、レイク以上に利用者の状況にマッチした金利を適用しているかもしれませんね。

どんなケースなら金利で得するのか

今までレイクと他社の上限・下限の金利や限度額別の金利の実態をみてきましたが、ここではそれらの情報をまとめてレイクが有利なケースを確認していきます。

また、スペック上の金利以外のお得なケースも紹介していきましょう。

中小消費者金融以外では金利はそれほど大きな差がでない

今までみてきたレイクと他社の金利の状況を比較して、レイクとの差を表７にまとめてみました（他の事業者データも若干含む）。

サンプル数が少ないので適切な評価とはいい難いですが、ネットで検索率の高いローン事業者の一部の傾向としてお考えください。

もちろん個別にみていくと金利差が開く事業者や限度額の領域もありますが、全体としてはそれほど大きな差が開いているといないでしょう。

銀行全体とレイクを比較すると、１００万円未満などの比較的少額の領域ではレイクのほうがやや高くなるケースも多いので選定の際にはよくチェックしておく必要がありますね。

しかし、４００万円超になるとレイクのほうが低く有利になるケースも少なくないでしょう。

大手信販会社に関しては別の事業者を加えて比較したところ１００万円未満の領域ではレイクのほうがやや低い傾向がみられ、１００万円以上３００万円以下の領域ではやや高く、３００万円超ではやや低いか同程度の水準の傾向がみられます。

利用者の各状況で適用金利が異なりますが、大手信販会社とでは比較的少額の領域ではレイクのほうが有利になるかもしれませんね。

大手消費者金融は限度額の領域ごとに対する金利がわからないのでレイクと比較ができまんせんが、全体的には大きな差はないと推察されます。

中小消費者金融とレイクを比べると、全般的にレイクのほうが低く、特に高額領域になっていくほど金利差が開く傾向があるようにみられます。

金利面だけでみれば中小消費者金融よりレイクのほうが利用者にとっては当然有利になるでしょうね。

表７：限度額ごとのレイクの金利に対する比較評価（レイクに対して低いか、高いか、など）

ローン事業者	～１００万円	１００～ ２００万円	２００～ ３００万円	３００～ ４００万円	４００～ ５００万円
都市銀行	やや低い	やや低い	やや低い	同水準	やや高い
地方銀行＊	やや低い	やや低い	やや低い	同水準	同水準 やや高い
ネットバンク	同水準	やや低い	やや低い	同水準	同水準
大手信販会社	やや高い 同水準	やや低い	やや低い	同水準	同水準 やや高い
大手消費者金融	同水準？	不明	不明	不明	同水準？
中小消費者金融	やや高い～高い	やや高い～高い	高い	高い	高い

＊レイクの「各限度額での下限金利」で比較すると３００万円程度まではほぼ同水準といえる

無利息サービスも考慮して金利を考える！

前にレイクの無利息サービスを紹介しましたが、ローンを選定する場合の金利の比較ではこの無利息分も踏まえて検討したほうがよいですね。

ローン利用者の利用状況によって異なりますが、表面的な金利の大きさだけで検討すると損することもあるので注意しましょう。

例えば、５０万円を金利１５％で借入れし６回で返済する場合、利息は約２１７８０円かかることになりますが、これに対し３０日間無利息サービスを利用してレイクから金利１８％で借りると利息は１８４０２円ですみます。
（⇒レイクの利息が無料になるお得なサービスとは）

つまり、レイクでは金利が３％高くても無利息サービスを利用すれば利息は約３３７８円少なくて済むわけです。

もちろん利用の条件によっては上記のような効果が得られないケースも少なくないでしょうが、短期の利用や借入回数が少ない場合などは特に検討するべきではないでしょうか。

レイクでは利率の見直しや優遇金利があります！

前に利用限度額に対する金利の設定範囲が広い点を確認しましたが、一度設定された適用金利も利用者の利用状況次第で変更される可能性があります。

レイクのホームページには「お客さまのご利用状況により、利率の見直しや優遇金利の適用がございます」と明示されているので、借入れ実績を増やしていきその返済をしっかり済ませていけば利用限度額の増額や金利の引き下げが期待できそうですね。

契約額が２００万円以下で借入残高が１００万円未満の場合金利は１５．０％～１８．０％の範囲で設定されますが、例えばそのケースで１８．０％の金利で設定されていてもその後の利用状況によっては１５％になる可能性があるということです。

さらに優遇金利の適用があるということなので、カードローン以外の株式会社新生銀行との取引などが考慮されカードローンの金利が見直されるかもしれませんね。具体的な内容はわかりませんが、興味がある方は一度レイクに尋ねてみてはどうでしょうか。

【参考ページはこちら】
レイクの無利息期間はどのくらいになってる？